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祖父に贈りたかった「ちろり」
2025.04.21 monday
「ちろり」、呼び名が愛らしいお酒を温める道具。
家ではアルミのものを使用しており、ちろりに出会うまでは日本酒は常温か冷酒でとこだわりのようなものがありましたが、年齢を重ねるうちに、寒い時期の温燗(ぬるかん)は体もあたたまり美味しいと感じるように。
やかんでお湯を沸かし火を消し、しばらくしてからちろりを入れ数分。好みの温度にするのはやや難しいのですが、その日その日で違う温度も楽しく思えるように。寒く冷えきった日には少し熱めの熱燗。おでんや鍋と一緒にいただく時は温燗で。
子供の頃は、祖父が冬になると「燗をつけて」と何度も祖母にお願いしていたのを思い出しました。
祖母が病院に入ってからは、自分でお酒をコップに注ぎそのまま呑むようになり、ちろりであたためることはなくなりました。
赤地陶房の赤地径さんの九谷焼のちろりは、絵付けが優しくあたたかくまるで家族の笑顔のよう。
今では祖父も祖母も亡くなりましたが、赤地径さんのちろりを贈ってあげたかったと今更のように思います。
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赤地径 / ちろり 小花 |
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赤地径 / ちろり 梅花 |
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赤地径 / ちろり 縦縞 |
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赤地径 / ぐいのみ 花
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赤地径 / ぐいのみ 縦縞(中に花)
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赤地径 / ぐいのみ 横縞(中に花)
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赤地径 / ぐいのみ 縦長
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贈る喜びを教えてくれたブランケット
2025.02.02 sanday
10年以上前になりますが、結婚祝いのお返しとして、樋口佳苗さんの手織りのブランケットやストールを親族に贈りました。
長年愛用している樋口佳苗さんの手織りのウールのブランケット。
足元をしっかりとあたためてくれ、膝にかけたり羽織ったり、時には首にぎゅっと巻くことも。
常にお店の椅子に掛けてあり、なくてはならない存在でお店にいる時の相棒となっています。
手に触れるたびに柔らかくてあたたかく、使うたびに嬉しい気持ちになります。
高齢の叔母には、家であたたかく過ごしてほしいという気持ちを込めて明るい色のブランケットを
体を悪くされていた叔父には、軽くて優しいぬくもりを感じる波打ったカシミアのストールを
いつも元気いっぱいの義姉のお母さんへは、私自身が愛用していたブランケットの色違いを
普段は、良いものを贈りたいと思ってもなかなか手が届かなかったりするのですが、結婚祝いのお返しとして感謝の気持ちを込めた贈り物をお渡しすることができました。叔父や叔母からは、電話や手紙で祝福の言葉と贈り物に対する感謝の気持ちが。
義姉のお母さんは10年以上たった今でも「センスある手織りのブランケットをありがとう」と喜びを伝えてくれます。
贈る方もあたたかな気持ちになり、贈られた方も嬉しくなる贈り物。
樋口佳苗さんの手織りの織物が、贈る楽しさや喜びを教えてくれました。
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樋口佳苗 / マフラー |
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樋口佳苗 / マフラー |
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樋口佳苗 / マフラー |
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樋口佳苗 / ストール
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樋口佳苗 / ストール |
飾る和紙
2024.12.21 saturday
石川県 中能登町で和紙制作を行う紙すき工房【ののわし】の松尾明香さんは、野に咲く草花で和紙を作られています。
立体的な作品や色鮮やかな花々、時には異素材を和紙で包んだアートのような作品など幅広く手がけられています。今まで手紙や葉書などは好んで和紙を使っていましたが、【ののわし】の和紙に出会ってからは和紙を部屋に飾るという楽しみが増えました。
我が家に迎えたのはリビングのソファーの横壁に掛けた1枚の和紙のパネル。 みょうがの葉で作られた和紙は、植物の繊維が積み重なった表情がなんともいえず、漆喰の壁や空間にすっと馴染んでいます。ソファーに座るたびにふと目に入り、家の中に植物があるような自然の素材感に心が癒されます。
みょうがの葉のうっすらとした緑色が少し変化したものをいただいたのですが、時が経つにつれ素材が変化していくというのも【ののわし】さんの作品の魅力のひとつです。和紙の原料となる楮(こうぞ)だけではなく、みょうがの葉も紙になるというのも新鮮な驚きでした。風景や素材をそのまま和紙に留めたような作品は、季節の草花、愛らしい種子が和紙に包まれ、その美しさに心を奪われます。
ここ数年、自然の脅威に体が萎縮し気付かない内に心まできゅっと小さくなっていたような気がします。【ののわし】さんの和紙に出会ってからは、小さな葉っぱや種、植物の美しさにはっとさせられ心がほどけていくような感覚に。部屋に飾る和紙がひとつふたつと増え、暮らしが穏やかになりました。
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ののわし 稲飾りのタペストリー |
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ののわし 稲飾りのタペストリー
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ののわし 稲リースパネル 大
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手放せない1枚。
2024.11.22 friday
一度巻くと、手放せない1枚。
驚くほどの柔らかさと軽さが魅力の【Suno&Morrison】のガラ紡のストール。
仕事に行く時に首にぐるぐる。
買い物に行く時にコートの上からささっと。
家の中では、ふんわり軽いので着けていることを忘れるほど。
寒くなると体が緊張し肩こりが出てくるのですが、ガラ紡のマフラーを着けるようになってからあまり気にならなくなりました。
手紡ぎのようにふわふわとした糸は、ガラ紡機と呼ばれる紡績機で紡がれています。
明治時代、糸が貴重だった時代に落ち綿を無駄にしないよう、再び糸として使えるように作られました。
当時は風車で動いており、現在は電力で動きますが仕組みは当時のまま。
ゆっくりと紡がれたガラ紡は、空気を含んだような軽さや柔らかさ、あたたかさをかんじます。
Suno&Morrion 齋藤由清乃さんがデザインをし配色をすることで、さらに魅力ある洗練された織物に。
オーガニックコットンなので、触れるたびに気持ち良さが実感でき冬は暖かく夏は通気性があります。
「家のソファーにガラ紡のブランケットを置いておくと家族や犬と取り合いになります。」とおっしゃられるお客さまも。
触れるたびに気持ち良さが実感できるストール。贈り物にもおすすめです。
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Suno&Morrison / |
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Suno&Morrison / |
全身を洗えるボディ&ヘアウォッシュ
2024.11.22 friday
疲れがたまってくると、行きたくなるのが銭湯や温泉。
銭湯や温泉に行くと決まったら、うきうきして準備をします。
普段お風呂で使っているシャンプーとコンディショナーをカゴの中に、そして石鹸、化粧落とし。そしてタオルやブラシも。
持っていくものを用意すると、普段家で使っているお風呂道具をそのまま入れるのですぐにカゴはいっぱいに。
小さな容器に詰め替えればよいのですが、それが面倒でなかなか実行に移せません。
そんな面倒くさがりの私に、メーカーさんが紹介してくれた【DURANCE ロメ ボディ&ヘアウォッシュ】。
1本で髪や身体に使え、全身を洗うことができます。
もともと男性用に作られたボディ&ヘアウォッシュ、泡立ちや泡切れもよく、深い香りで洗った後も良い香りが漂います。
髪を洗ったあとはコンディショナーを使用してください。
休みに行く銭湯や温泉はなんとも贅沢で、湯船に浸かる瞬間の「ふぅ〜」という息とともにたまった疲れが抜けていきます。
さらに、【DURANCE ロメ ボディ&ヘアウォッシュ】を使用すると良い香りに包まれ心も体もリフレッシュ。
1本あるととても便利なので、ジムに通っている方や旅行に行かれる方への贈り物にもおすすめです。
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DURANCE / ロメ ボディ&ヘアウォッシュ |
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DURANCE / ロメ ボディ&ヘアウォッシュ |