official blog
KONOのドリッパー
2022.03.17 Thursday
我が家では2代目のKONOのコーヒーフィルターとグラスポット。
1代目のグラスポットの持ち手は黒のプラスチックでしたが、2代目はさくらの木の持ち手を選びました。
持ち手が木なので、かさついてきたら蜜蝋ワックス などを塗ると馴染みます。
KONO(コーノ)は、1925年創業の珈琲サイフォン株式会社が生み出した日本のブランドです。
親子3代にわたって受け継がれ、長年珈琲愛好家の間で親しまれています。
KONO式ドリッパーは円錐型のフィルターで、日本でペーパードリップが普及していなかった1973年に発売開始されました。
内壁のリブが短いためペーパーが張り付くので雑味のない飲みがたえがあるまろやかな美味しい珈琲が淹れられます。
珈琲の美味しい淹れ方は、鉢植えの植物の水やりと似ているなと感じます。
ジョウロで水をサッーと急いで与えてしまうと、鉢の底から勢いよく水がそのまま流れていきます。
最初にゆっくりと全体に水を撒いて、しばらく土が水を吸収するのを待ちます。
土がぽこぽと音をたて少し膨らんだらゆっくりと水をあげて、あとは流すようにぐるぐると水をあげます。
植物は冷たい水を好みますが、珈琲は80℃〜87℃ほどがおすすめです。
植物を育てるのが上手な方は、もしかしたら珈琲を淹れるのが得意かもしれませんね。
珈琲豆を挽いて、ゆっくりと淹れていただく。
その一連の動作がとても心地よい時があります。
無心になってただただ「おいしくなあれ」と。
|
|
美味しい珈琲を飲みたいけど、家庭では難しいと感じている方にこそおすすめです。
美味しい挽きたてのお豆さえ手に入れば、コクがあってまるみのあるすっきりした珈琲が淹れられます。
その時その時の気持ちの変化も珈琲の味にあらわれます。
何も考えずに無心に珈琲を淹れる時間は心身ともに大切な時間。
使うたびに嬉しくなる道具を使っての珈琲は、ますます美味しいものに感じられます。
好日用品店 廣島友紀