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記憶に残る引き出物
2024.08.16 Friday
数年前、一緒に仕事をしていた方の結婚式に呼んでいただいたことがありました。
見た目はクールで美しく、心は誰よりも熱い素敵な女性。旦那様は明るく、ご家族や集まったお友達は優しく温かい方ばかり。彼女の節目、節目に不思議なご縁があり、私にとって大切な方。
県外での結婚式だったので手荷物にならないよう引き出物は後日、送られて来ました。
届いた贈り物の中身はというと、野田琺瑯の容器2個と白いキッチンクロス、そして大好きなマッターホーンの焼き菓子。文字にして並べるとシンプルすぎるくらいの引き出物ですが、物や人に携わる彼女と旦那様だからこその贈り物に思わずうなってしまいました。
その中でも特に野田琺瑯の蓋つき容器は以前から愛用しており、いくつあっても重宝する保冷容器。
あまりに好きすぎて、冷蔵庫に並べるだけではなくお弁当箱としても使用するほど。千切りにした野菜、南蛮漬けなどの作り置き、お味噌入れ、そしてお弁当箱にとなくてはならない存在。その時にいただいた容器は白色でしたが、最近 新しい色グレーが登場しました。落ち着いた色味で、もともと持っている白色との相性も良さそうです。
野田琺瑯 / +Gray スクウェアS シール蓋付 |
野田琺瑯 / +Gray レクタングル深型 S シール蓋付 |
野田琺瑯 / +Gray レクタングル深型 M シール蓋付 |
使って本当に良かったものを贈り物にする潔さと誠実さ、
贈る方の人柄や相手への想いが素直に伝わります。
香りの記憶
2024.07.11 Thursday
「香りはその時の感情や情景を思い出すとても深いもの。香りで想いがフラッシュバックする感覚がある」
というNay店主の山坂沢子さん。
記憶力というとまったく自信はないのですが、
山坂さんのおっしゃる「香りの記憶」にとても共感してしまいます。
小さな頃に住んでいた街の匂い、桜が咲く前の蕾の香り、お盆の時期の雨と苔の匂い、
ふと香りを感じた時にに蘇る情景。その時の感情も鮮明に蘇ります。
大切な事を思い出させてくれた山坂さんは、北海道でライフスタイル全般のアイテムを取り扱うセレクトショップをされており、前職では香りやスキンケアを扱うお仕事をされていました。お店を持たれた時に、ご自身が心から納得のいく香りを作ってみようと思い【Nay multi balm】が出来上がりました。
Nayのオリジナルマルチバームは、体温でするするととける質感が心地よく、広がる深みと落ち着きのある香り、つけた後にベタつきがないのもうれしいです。
添加物や合成香料などは一切不使用、全て天然の精油のみを香り付けに使用しています。
お顔以外の全身に使え、髪の毛のケアやスタイリングにもおすすめです。
神社やお寺を想わせる静寂な香りのイメージしたという香り。
苔むした土や長い年月をかけて育つ樹、地中深くに伸びる根など、
何百年と歳月をかけできた美しく深い森をイメージした神聖な香り。
どこか懐かしく、奥深く、自身の内側に意識を向けさせてくれます。
特に梅雨時期は心も体調も不安定になりがち、優しく包み込んでくれる香りは心身ともにリラックスさせてくれます。
ロタンティックのバスソルトと石けん
2023.08.18 Friday
夏も後半に近づくと疲れがたまり体にだるさを感じます。
入浴はシャワーですませている方も、ぬるめのお湯でゆっくりとお風呂に浸かることで、デトックスやリラックス効果を実感できます。
「ロタンティック」のコントワールバスソルト
地中海の海水から作られたバスソルトはミネラルが豊富で体を芯から温めてくれ、汗と一緒に体の中にたまった老廃物を排出してくれます。お風呂上がりは体がすっきりと感じ、深い睡眠へとつながります。
体に疲れがたまっているなと感じたら、39度くらいのぬるめのお湯にバスソルトを40〜50g(蓋1杯〜2杯)入れ、10分ほどゆっくり湯船に浸かります。化学香料ではなく自然のオイル香料を使用しているため、優雅な香りがリラックス効果を高めてくれます。
タオルとバスソルトと石鹸
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「ロタンティック 」のコントワールマルセイユソープ
1000年以上の歴史を持つフランスのマルセイユソープに豊かな香りを取り入れた石けん。オリーブオイルやシアバター、サンフラワーオイルの植物性分が配合されています。きめ細かい泡と洗い上がりのしっとり感。優雅な香りが漂います。
紙の包装紙に包まれているので、使用するまではサシェ(香り袋)の代用としても。
ロタンティック | コントワール マルセイユ ソープ
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「ロタンティック」は1920年 南フランスの「シャトーヌフ=ヴァル=サン=ドナ」という小さな村からはじまりました。1987年に「ロタンティック社」を設立、現在はラベンダーの花が一面に咲くプロヴァンスの山あいに工場があります。
厳選された原料を使用し、香り豊かなバスソルトや石けんを作り続けています。
天然由来のバスソルトや石鹸、自然の力で体にたまった疲れをデトックスし、いつもより特別なバスタイムを。
モレスキンのこと
2022.11.24 Thursday
モレスキンはフランスで古くから愛用されてきた黒革のノートが原型となっています。
ピカソやヘミングウェイなどの著名な芸術家や作家から愛され「伝説のノート」呼ばれています。1997年イタリアで創業した「モレスキン」により現代に蘇りました。
この手帳に出会ったのは、18年前ほど。
仕事の手帳として購入し、特別な手帳を手に入れたとドキドキしたのを覚えています。外側のハードカバーはしっかり、中の紙はクリーム色でしなっとしていてめくりやすい。万年筆のインクを吸いすぎて、裏うつりもしますが、見返すと自分なりの味がでています。18年たった今でも、紙の色は若干黄色になった気もしますが、何度も読み返しています。
現在は、Xラージのソフトカバーを家族の共有ノートとして使っています。
Xラージ(190×250mm)は、最初は大きさにためらうのですが使いはじめると枚数がたくさんあるので気にせず、思いついたことをなんでも書きます。結婚当初に書いていたのは、欲しいものややりたいこと、住みたい家や工房、どんなお店がしたいかなど。イラストもいれて、どんどん書いていました。頭の中で整理できていないことや思い、言葉、ひらめきなど。あとで振り返ってみると、自分の本心に出会ったような気持ちになります。
書くことで忘れていた記憶も思い出すことができ、振り返ってみると叶っていることがずいぶんあります。
夢ノートというと大げさかもしれませんが、自分に向き合う大切なノートだと思っています。
使い方は人それぞれ。日々の出来事、スケジュール、読書メモ、アイデア、レシピ、コレクション、旅、健康、スケッチ。モレスキンのノートをオリジナルで楽しんで使っている方が多く、自由さに魅力をかんじます。
今回、ご縁があってモレスキンのノートを取り扱うことに。
3種類のノートを仕入れてみました。
(左)ダブルレイアウトノートブックXラージ ソフトカバー(190×250mm)ブラック
大きく感じるサイズですが、大きくページ数もあるのでどんどん書きすすめられます。あえて、ハードカバーではなくソフトカバーに。ソフトな表紙の方が身構えずに、気軽にめくれるのでこちらにしました。180度しっかりとひらくことができるのでとても書きやすいです。
近年、右が横罫線、左が線がないプレーンの組み合わせが発売されました。今まで全ページ プレーンを長年使ってきましたが、イラスト以外に文字を書くことが多いので横罫線があればとても便利です。
かゆいところに手の届くようなありがたい手帳です。
MOLESKIN |
ダブルレイアウトノートブックラージ ハードカバー(130×210mm)サファイヤブルー
はじめての方におすすめの右が横罫線、左が線がないプレーンの組み合わせ。このサイズは使いやすく、カバーがハードなので立ったままでも書くことができます。
一番後ろに拡張ポケットがあり、メモやいただいた名刺など入れることができ、ゴムバンドがついているので落ちる心配もありません。昔からモレスキンは黒という印象でしたが、最近では色々な色が出ています。今回、仕入れたのはサファイアブルー。贈り物にもおすすめの色です。
MOLESKIN |
カイエ ジャーナル ポケットサイズ3冊セット(130×210mm)マートルグリーン
小さなサイズのノート。表紙の色が上品で3冊がセットになっています。小さなサイズだとポケットに入りやすく、1冊ずつ家族やお友達で分けあうのもよいですね。後半の16枚にはカッティングも入っています。
大事なページだなと感じたら、ピリッとちぎって保存用のノートに貼り付けておくのもよいかもしれません。
ノートブックの1ページ目をめくると、「In case of loss,please return to」と書かれています。
落としたときの連絡先を記入する欄。ノートがいかに大切かを物語ってくれるしゃれた言葉です。モレスキンの魅力は、こういったところにあるのかもしれません。
定番のカトラリー
2022.08.20 Saturday
デンマーク王室御用達として、各国のデンマーク大使館や北欧をはじめ世界各国で人々に愛され続けています。デンマークのカイ・ボイスンが1938年にデザインし、現在はステンレスの産地 新潟の燕市で制作されています。
シンプルでありながら美しい佇まい。持った時の重量感や口に運んだ時の使いやすさ。どれをとっても名品だとうなずける一品。
私も若い頃から少しずつ集めていましたが、家族が増えた今は数を揃え毎日のように使用しています。
きちんと食事をしたい時は上品な佇まい、日常の慌ただしい食事の時は丈夫で頼もしいカトラリー。変わらないのは、いつも手に取るたびに嬉しくなる感覚です。たくさんあるカトラリーの中から、無意識にいつも探して手にしてしまいます。
ディナースプーンは見た目は大きいですが、程よい重量感で口先がすっと細くなっているためとても使いやすいです。カレーやスープを最後まできれいにすくえます。
ちらっと見える小さな王冠。昔は刻印だったのですが、今はレーザープリント。目にするたびに愛らしさを感じます。
こちらは、ラテスプーン。アイスラテやハイボールに、背の高いグラスでも長さがあるのでくるくると混ぜられます。パフェ、かき氷にも使いやすいスプーン。佇まいが美しいです。
ステンレスで表面がマットな仕上がり。洗う時にガチャガチャと重ねて洗っても傷が目立たないのも嬉しいです。
カイ・ボイスン|カトラリーディナーセット |
長く使え、使うたびに嬉しくなるカトラリー。
食べる喜びや楽しみも教えてくれているような気がします。
好日用品店 廣島友紀